統合失調症の破瓜型
統合失調症のパターンの中に破瓜型(はかがた)というものがあり、別名は解体型と呼ばれています。
破瓜型の統合失調症の場合は、発症が15歳ぐらいからと思春期前半から発症する場合が多く、この破瓜という意味は16歳の女子を意味しているところからも、考えられる。
また解体型と呼ばれる所以も、パターンの症状にあり、解体した思考や行動、つまり、まとまりのない思考や行動が主体となるところです。
初期の症状は不眠症、頭重感、易疲労感、注意集中困難、抑うつ気分にはじまり、神経症を思わせるような感じから始まりします。
また、初期症状はあまり目立たなく、じわりじわりと進行していきます。
破瓜型は進行するにつれ、物事に対する関心や、何かをしようとする意欲がどんどん低下していきます。さらに進めば無気力状態が続き、他人とのコミュニケーションが取れなくなります。
この年代あれば友人との付き合いが断絶し、自閉症のような孤立した状態になります。
破瓜型の原因として考えられことは、感情表現の欠落にあります。人格が崩壊、荒廃するというのが特徴で、思考が現実がマッチしない、整合性を失っている状態で、幻覚を見たり妄想を働かせたりはしないようですが、目的なく行動し、何をするか予測がつきません。独語、空笑、奇妙な行動、退行的な行動を起こします。
まわりからみれば、奇妙な行動がめだつようになっていきます。
病状の予後は、他のパターンと比べ一般的に悪いとされています。
破瓜型の統合失調症は、この型の特徴や症状から自閉症に似た部分が多く認められます。
しかし統合失調症の破瓜型と自閉症とは、全く区別されており、治療方法も違います。
統合失調症の破瓜型は、日本人が罹る統合失調症の中で一番多く罹るとされています。
つまり日本の現代社会は、この病状に罹りやすい社会であるといわれます。

