統合失調症の妄想型
統合失調症のパターンの中に、妄想型と呼ばれる種類があります。
統合失調症の中でも最も多いとされるパターンのひとつで、中心となる年代は20代後半から30代にかけてが、一番多いとされています。この「妄想型」の統合失調症は、その名の通り妄想癖があり、その妄想が現実との境が判断できなくなるという症状に陥るパターンです。
通常、普通の方でも妄想はするもので、とりわけ珍しいことでもありません。
統合失調症の患者の妄想は、どの様な妄想だと思いますか。
その妄想はチャンとした物語を持っていて、終始一貫した幻覚を抱きます。その為に、夢と現(うつつ)が判断できますなり、妄想の世界で描いた虚構の世界を現実と見なし、それに沿って振る舞いをするといった行動をとります。
この妄想型にも種類があり、被害妄想、誇大妄想、嫉妬妄想などがみられます。
この妄想型の統合失調症の特徴として、社交的な状態で、自閉的にはならないことや、支離滅裂な会話や不適切な感情はあまりななく、
初期では他人からも分かりずらく、その間にも進行していくということです。
また、特におかしな行動や発言はみられませんし、周囲の状況にあわせることができ、統合失調症の中では、1番経過はよいとされています。
つまり、他のタイプと違い治りやすいと言うことです。
妄想型が一番経過がよいとされる裏返しは、健常な人に妄想癖がある人は、少し状態が深刻になれば、統合失調症の妄想型になり得るということです。
ともすれば、妄想型に近い人が多いことも考えられます。
妄想型の統合失調症になると、問題は深刻になり、犯罪を起こす人もいます。しかし妄想型の統合失調症だからといって、犯罪者扱いはしてはなりません。
この妄想型の統合失調症の場合、他人に迷惑を掛ける程の症状があれば、診断できますが、境界の分かりずらい部分については、その判断材料の研究が望まれるところです。


